屋台のはじまり

屋台  寒さが身にしみる真冬の夜、静まりかえった寂しい街角でラーメン屋台を見つけてホッとした経験のある人は多いでしょう。
 この屋台の起源は、江戸時代に見ることができます。このころは、担ぐタイプのもので、「夜鳴きそば」「夜鳴きうどん」と呼ばれており夜の商売人を相手に明け方まで営業していたようです。
 その後、屋台が登場するのは関東大震災後、当時は固定のものが主でメニューもてんぷら、おでん、すしなども扱っていたそうです。なお、「支那そば」が一般に知られるようになったのもこのころだったと言われています。
 博多に多く見られる、現在の移動式屋台のルーツは、戦後の闇市というのが一般的。戦災者、引き揚げ者などが戦後の荒廃のなかで、生活の糧を求めて始められたものでした。ちなみに戦後の札幌ラーメンの創世記も中国からの引き揚げ者によって始められました。たとえば味噌ラーメン創始者の大宮守人氏は満州から、大宮氏にラーメン作りを教えた松田勘七氏は中国天津からの引き揚げ者で、いずれも最初は一軒の屋台から始まっています。

戻る

ラーメン用語辞典これであなたもラーメン通おいしいラーメンを家庭でつくろうご当地ラーメンと札幌ラーメンラーメン店開業ネット解説ラーメンのひみつラーメンワンダーランド