ラーメン丼の図柄の意味は?

 お店でラーメンを注文すると、丼に入って出てくる。この事に疑問を持つ人はまずいないだろう。にもかかわらず、ラーメン談義において丼のことが話題にのぼることは、まずないと言っていいかもしれない。このように日の目を見ないことが多い丼ですが、この丼にもあまり知られていない秘密があります。
 たとえば、ラーメン丼に描かれている、図柄には、どんな意味があるのだろうか?
ラーメン丼の図柄の主流は、「龍」「鳳凰」「雷文(らいもん)」「双喜文(そうきもん)」があります。これらには、それぞれ深い意味があります

1. 「龍」
龍 天帝の使者をあらわし、「甘露の雨を降らし、五穀を成就せしめる」として中国では、古くから崇められていた空想上の動物である。また、皇帝以外は、原則的に使用してはならない紋章でもあった。但し、臣下が使用する場合もあったので、その場合は、爪を四つにし、皇帝が使用する五つの龍と区別した。

2.「鳳凰」
鳳凰 古代中国において、最も高貴で、幸運を招く空想上の鳥である。「鳳」が雄で、皇帝の紋章とされ、「凰」が雌で、皇后の紋章とされた。

3. 「雷文」
雷文 ラーメン丼のトレードマークと言ってもいい四角い渦巻き模様は、字の如く中国で自然界の驚異の象徴である雷をかたどった伝統の文様である。古くは中国の殷や周の時代の青銅器に多くみられた。

4. 「双喜文」
双喜文 「喜」の字を二つ並べてデザインしたこの字は、新郎新婦がならんで喜んでいる姿を文字にした、結婚を祝う図案で、本来は結婚式の時のみに使われたおめでたい字である。
 ラーメンのルーツは中国。中国らしい文様と言うことでこれらの文様が使われるようになったのかもしれない。
今度、友人や恋人とラーメンを食べる時、この4つの文様の意味を話してあげると本当の「ラーメン通」として一目おかれるかもしれません。

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