佐野ラーメン「味の大作」

「味の大作」の店名とはミスマッチの様だが実は、北海道で唯一栃木、佐野ラーメンを食せる店なのだ。小麦粉の産地でもある佐野ラーメンのルーツも大正時代と歴史もある。麺に顕著な特徴がある青竹手打ちという製麺方法(大正末期~昭和初期は、札幌でもこの製麺方法だった)で作られる。手打ち故に厚さ、太さもまちまちな加水率50%の多加水麺。茹であがりも早いがのびるのも早いので猫舌、食するのが遅い人には、キツイ。ご主人は、その栃木生まれで佐野で20年その後、東京で20年過ごすがラーメン修行では、なく本業は、フランス料理。東京のラーメンもいろいろ食し苫小牧へは、料理指導に。そこで釧路出身の奥さんと一緒に店を出すことになるが栃木、佐野では、学生の頃まで食べていたラーメンを出して北海道の人達にも食べてもらいたいと思ったそうだ。麺は、佐野からの直送で職人が青竹打ちしたものを一回300食仕入れる。
 スープは、佐野ラーメンの基本の澄んだ醤油味のみ、チャシューは、さすがフランス料理の腕を生かしたモノで一味違う旨さあり。他の具もスープに合うモノと独自の作り方をしている。更に特筆すべきは、カレーも旨いのだ。スリランカ、インド両カレーは、ご主人のオリジナルを加え注文の3割を超える。勿論両方、味わうのも良し。前述の京都ラーメンに加え佐野ラーメンと道都札幌では、なく何故、苫小牧なのか謎では、ある。ご主人のコック服にコック帽もユニーク。


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